自社製品販売品目

IN-HOUSE PRODUCT SALES ITEM

金属熱処理用塩浴剤

S.S(Super Salt)シリーズ

S.S(Super Salt)シリーズ

代表製品一覧表

種別 製品名 溶融点 使用温度範囲 用途
焼戻用低温加熱剤 SSLT 140℃ 160℃~550℃ マルテンパー・マルクエンチ用
L-140 140℃ 160℃~550℃ SSLTのタブレットタイプ
SSLTS 137℃ 157℃~550℃ 溶融点が最も低いタイプ
SSMT 220℃ 240℃~550℃ 焼戻・着色用
M-220 220℃ 240℃~550℃ SSMTのタブレットタイプ
SSDT 240℃ 260℃~550℃ 焼戻・着色用
SSDTN 240℃ 260℃~550℃ SSDTの低公害タイプ
SSMHT 260℃ 270℃~550℃ 焼戻・着色用
焼戻用高温加熱剤 SSHTW 300℃ 330℃~550℃ 500℃前後のテンパー
SSFT 440℃ 480℃~700℃ 高速度鋼の熱浴焼入・焼戻
SSQ 540℃ 650℃~950℃ 予熱・焼入加熱用
SSQKN 660℃ 750℃~950℃ 予熱・焼入加熱用
SSQSD 750℃ 800℃~1100℃ ダイス鋼等の焼入加熱用
焼戻用高温加熱剤 SSHQ 960℃ 1000℃~1350℃ 高速度鋼の焼入加熱用
SSHQX 950℃ 1000℃~1350℃ 高速度鋼の焼入加熱用(強力酸化脱炭防止剤入)

*  焼戻用加熱剤につきましては、タブレットタイプの非危険物品も用意しております。
*  上記の商品使用につきましては、高温につき非常に危険が伴いますので使用上の注意を確認のうえ、御使用下さい。

印刷してご活用下さい。
PDF大阪化学研究所 最新ソルトカタログ

酸化脱炭防止剤

酸化脱炭防止剤(FC75)
焼入用中温加熱剤又は、高温加熱剤が長期の使用で酸化劣化した場合、脱炭現象が金属におこります。それを防ぐ為、ソルト全量の約0.5~1%本剤を投入しますと液中の酸素を吸着し、沈澱いたします。炉壁に付着しますと取りにくいので、なるべく早く浮遊しているうちに除去していただくと炉の為に良好です。ですから、仕事の終わりに投入するか、仕事始めに投入していただいてもよろしいですが、品物に付着しないように少し時間をおいて御使用下さい。炉の中の酸素を完全に除去した場合、ソルトは透明状態になることがありますが全く心配有りません。※念の為、炉の乾燥不充分の時とか耐火煉瓦の品質、又、焼入する品物の表面状況(鍜造品等)によりましても脱炭することがあります。
酸化脱炭防止剤(FM100)
焼入用高温加熱剤の脱炭防止剤です。

焼割防止剤

焼入用冷却水に1%~5%の割合で使用
冷却能を落とし、焼入れ時の割れや歪を防止します。また、PHが弱アルカリに振れるため若干の防錆効果があります。

焼入促進剤

焼入用冷却水に1%~5%の割合で使用
冷却能を向上させ、材料硬度の上昇を目的として使用します。
必要以上の投入は、ワークの割れや歪みを引き起こすのでご注意下さい。また、本剤は防錆効果を有します。

金属黒色化成剤

黒色化成剤の種類には以下のものがあります。

NOT

比較的炭素含有量の少ない鉄に適しています。(シアンを含有しておりません。)
・NOT 2.5(2.5kg袋×8)……20kg
・NOT 5 (5kg袋×4)…………20kg

K

表面硬度がかなり高い鋼に適しています。(シアンを含有しており、医薬用外毒物品です。)
・K 2.5(2.5kg袋×8)……20kg
・K 5 (5kg袋×4)…………20kg

黒色化成剤の使用方法

鉄製の容器(アルミは絶対に使用しないで下さい。ホーローも表面を溶かします。)に黒色化成剤10に対し水8の割合で建浴をし、よくかきまぜておきます。この液を沸騰するまで加熱します。(新液の場合、約135℃で沸騰)この液中に黒染めする品物を浸積して下さい。約5~30分で黒色酸化鉄皮膜 Fe3O4(四三酸化鉄)ができ、金属表面が黒く着色されます。着色の仕事の安定の為にも黒色化成剤30kg、水24kg 計50~60kg以上の量で処理されるのが一番経済的で、弊社の薬剤はこの量に合わせて全量の一割、5kgで一袋として一袋全部を補給に使用して戴くように配剤致しております。この半分の量にも適用できるように、2.5kg袋も用意しております。黒色化成剤の補給は、総量の10%が目安です。また、作業中に液温が145℃近くまで上昇しますと水分が不足して鉄の色が赤茶色になってきますので、水を補給して下さい。液温は140℃位が望ましく、着色する品物の量によって次第に色が薄くなってきたり、長時間使用しないで再び使用する時等は、全量の10~20%の薬剤を補給して下さい。

黒色化成剤の処理行程

STEP1 脱脂
STEP2 水洗(溶剤脱脂の場合は必要なし)
STEP3 酸洗(錆びている場合)
STEP4 水洗(錆びている場合)
STEP5 黒色活性剤処理
STEP6 水洗
STEP7 防錆処理

金属表面脱脂剤

水溶性防錆剤