水系浸炭防止剤「AVION（R)C100」

製品の特徴

使用方法と注意点

• 1.塗布前のワーク表面は一般的手法で洗浄して下さい。
• 2.塗布作業前に容器内を撹拌、内容物の均質化をはかると、よりスムーズな塗布が出来ます。
• 3.使用中に水分が蒸発すると徐々に粘度が上昇します。その場合、ごく少量の水を添加、十分に撹拌し元の適正な粘度に戻してから使用して下さい。この時、薄め過ぎないよう注意して下さい。
• 4.浸炭硬化層深さは6mmまで、また1050℃の高温雰囲気まで使用可能です。目安としては、3.1mmの場合、0.4mm程度の膜厚で十分です。浸炭硬化層深さが更に深くなる場合は、膜厚を更に厚くして下さい。過剰な塗布を避け、厚塗りを必要とする場合は薄塗りを繰り返すほうが得策です。
• 5.有効性分を均一に維持するため、使用中は適時撹拌して下さい。
• 6.塗布後の乾燥は十分にして下さい。室温での乾燥は可能ですが、80℃の乾燥空気を当てることで乾燥時間の短縮も可能です。乾燥の目安は手の感触で塗面が堅固で柔軟でないことです。
• 7.乾燥後の途膜は安定で、経験上少なくとも90日までは維持可能です。
• 8.熱処理後のワーク表面の残さは温水で除去できます。

水系強力浸炭防止剤「AVION　COPPER」

製品の特徴

使用方法と注意点

• 1.塗布前にワーク表面を一般的手法で洗浄し、油分を落として下さい。
• 2.塗布作業前に容器内を撹拌、内容物の均質化をはかると、よりスムーズな塗布が出来ます。
• 3.刷け塗り、浸漬またはスプレーで一度塗りして下さい。二度塗りは不用です。
• 4.有効性分を均一に維持するため、使用中は適時撹拌して下さい。
• 5.塗布後は90℃以下の温度で完璧に乾燥させてください。
• 6.熱処理後のワーク表面の残さは、ブラッシングやショットブラストで除去して下さい。

水系窒化防止剤「AVION（R)N500」

製品の特徴

使用方法と注意点

• 1.窒化層深さが、0.9mm以下の場合は、本品の膜厚は0.20～0.25mmで十分です。もし、塗膜を通して金属表面が見える場合には更に上塗りをしてください。
• 2. 塗布前の金属表面は、一般的手法による洗浄が必要です。
• 3. 本品は、刷け塗り用の粘度設定になっています。
• 4. 有効性分を均一に維持するため、使用中は適時撹拌して下さい。
• 5.本品使用中に、水が揮発し濃縮（粘度が増大）した場合、元の粘度になるまで水で薄めてください。この時、薄めすぎないように注意してください。
• 6.塗膜を、処理雰囲気以外で、200℃以上に過熱しないでください。
• 7.熱処理後、ワーク表面上の残さは布もしくはブラシにより剥離できます。
• 8.治具類は石鹸水や温水で洗浄できます。
• 9.製品安定性は、製造後12ヶ月です。